ザ・ミュージック・フロム・ザ・コネクション/フレディ・レッド−新・ブルーノートRVGコレクション第2期第2回発売
2008-08-25


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 本作は「ザ・コネクション」という、麻薬問題を題材にしたミュージカルで演奏した曲を再演したアルバム。
 ジャケットの通り、「ザ・コネクション」に出演したメンバーで録音されているようです。

 「The Music From "The Connection"」の劇中音楽とはいえ、音楽単独でも楽しめる作品であります。
 また「YouTube」に「The Connection」に関する映像(一部)がありましたので、興味のある方はご覧下さいませ。


♪Jackie McLean - early live (1962) 
Jackie McLean - early live (1962)


 「Who Killed Cock Robin」〜「Wigglin'」〜「Jim Dunn's Dilemma」

 From Jack Gebler's The Connection.
 Jackie McLean (as) Freddie Redd (p) Michael Mattos (b) Larry Richie (ds)



 「Who Killed Cock Robin」は、軽快にスイングするハードバップ・ナンバー。
 4ヶ月前の1959年10月に録音された「Swing, Swang, Swingin' / Jackie McLean (BN4024)」と同様の雰囲気が漂っております。

 マイナー調で哀愁漂う「Wigglin'」、フレディ・レッド主導でブルージーに演奏が進んで行きます。

 ピアノのルバートから始まる「Music Forever」、歯切れの良いリズム隊をバックに気持ち良さそうに吹きまくるJ・マクリーンが素敵(笑)。  続くフレディ・レッド、ブロック・コード中心のソロで盛り上げます。


 ミディアム・テンポの「Time To Smile」、演奏を聴いているとタイトル通り思わずにんまりしてしまいます。

 マーチ風のリズムで始まる「Theme For Sister-Salvation」、途中、劇的にリズム・パターンが変るのは劇中音楽ならではの構成ですね。

 急速調の「Jim Dunn's Dilemma」、確か麻薬が切れかかった時の焦燥感を表現したものだったかな?
 やや重苦しい雰囲気の中、マクリーンのくぐもったアルトが緊張感をさらに張り詰めています。

 「O.D.」は、オーヴァー・ドープ(麻薬の打ちすぎ)の略だったはず。  緊急事態のはずなのに、跳ねるようにスイングしているのは、「飛んでいる」情景を表現しているためか(笑)。


The Music From "The Connection" / Freddie Redd Blue Note BN4027

01. Who Killed Cock Robin (Freddie Redd) 5:20
02. Wigglin' (Freddie Redd) 5:57
03. Music Forever (Freddie Redd) 5:51

04. Time To Smile (Freddie Redd) 6:23
05. Theme For Sister-Salvation (Freddie Redd) 4:44
06. Jim Dunn's Dilemma (Freddie Redd) 5:36
07. O.D. (Freddie Redd) 4:42

Jackie McLean (as) Freddie Redd (p) Mike Mattos (b) Larry Ritchie (ds)
Recorded on February 15, 1960 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.


TOCJ-7124 ザ・ミュージック・フロム・ザ・コネクション/フレディ・レッド [BN4027]
TOCJ-7124 The Music From "The Connection" / Freddie Redd (RVG) [BN4027]





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