Alfa盤のバルネならこれ!−Paris Moods - Barney Wilen Alfa ALCR-73
2007-06-09


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 加持です。この暑さで、自宅は虫(ハエ)さんが大量発生して凄いことになっています。しばらくすると、別の虫(蚊)が来るんだろうなー。あーいやだ。


 「IDAレコード」の次は「Alfaレコード」のバルネ、パリのお洒落な雰囲気漂う「Paris Moods」です。

 ちなみにカバー・ペインティングは、画家でシンガーのマリー・ムーア(Marie Moor)さんですね。彼女(美人)は、バルネと共にヴィーナス盤のジャケットに度々登場しているので、ご存知の方も多いでしょう。

 そして、ピアノはなんと・・・ジャッキー・テラソン(Jacky Terrasson)!私に取っては、本当に嬉しい取り合わせです。


 バルネ(ts)&ジャッキー(p)のコンビネーションを存分に楽しめるトラックはやはり、8曲目の「Mon Blouson」でしょうね。
 お得意のラテン調リズム・パターンに乗り、鍵盤を縦横無尽に弾きまくるジャッキー・テラソン(p)に負けじとロリンズ張りの豪快なフレーズを連発するバルネ・ウィラン(ts)!
 ほんと、演奏が終わった後の爽快感が堪らないですー。

 あとバルネがソプラノ・サックスに持ち換えた、バラッドの「残されし恋には(Que Rest-t-il De Nos Amours)」はジャッキー・テラソン(p)のフューチャートラックで、後に録音されるソロ・アルバム同様、彼の個性溢れるピアノ・ソロを堪能出来ます。

 またソウルフルな「褐色のブルース(Blue de Memphis)」でジャッキーは、ブロック・コードをガンガン弾いてバルネを盛り立てています。
 あ、うっかりしてジャッキー・テラソン(p)中心で書いてしまった・・・・(~~)。



 最後にバルネの演奏を中心に聴きたい方は、1曲目のテナーで演奏する「Latin Alley」と、ソプラノに持ち替えた2曲目「April in Paris」をお勧めしておきます。

 まあ歳を取ったら、こういう(美人が寄って来るような)カッコいい大人になりたいものですね。ちょい悪オヤジとかじゃなくてね・・・。


●Paris Moods / Barney Wilen Alfa ALCR-73 [1990/12/21]

01. Latin Alley (Alan Jean Marie)
02. April in Paris (V.Duke)
03. I'm A Fool To Want You (S.Herron/F.Sinatra/J.Wolf)
04. Que Rest-t-il De Nos Amours (C.Trenet/L.Chauliac)
05. Beautiful Love (V.Young)
06. Blue de Memphis (A.Goraguer)
07. My Funny Valentine (R.Rodgers/L.Hart)
08. Mon Blouson 〜 C'est Ma Maison (M.Moor/B.Wilen)
09. You Must Believe In Spring (M.Legrand)
10. Grisbi (J.Wiener)
11. Les Petites Femmes de Paris (G.Delerue)
12. Ask Me Now (T.Monk)

Barney Wilen (ts, ss) Jacky Terrasson (p) Gilles Naturel (b) Peter Gritz (ds)
Recorded on July 10, 11 & 12, 1990 at Acousti Studio in Paris





[Barney Wilen (ts,ss)]

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